書籍

『楽になるための仏教哲学』

仏教哲学が「身近な哲学」となって一冊の本に

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仏教哲学の学びを通して、自己との向き合い方が楽になること。

これが、本書の一貫した狙いです。

「縁起」「ダルマ」「空」「無我」などの仏教哲学を、この狙い一つに特化して構成しました。

自己との向き合い方が楽になれば、他人との向き合い方も楽になり、そしてあらゆる場面でパフォーマンスが上がり、結果的に生きる力が格段に底上げされます。

そのような仏教哲学の価値をより身近に味わっていただけるよう、予備知識が無くてもサクサク読めるような内容になっています。

自分の生き方に変化を求める時、数ある手段の中で「仏教哲学」という身近で確かな道があったことを確信できる、渾身の一冊。

ブログの単発記事ではお届けできなかった「体系的・網羅的な学び」をこの一冊でお届けできることでしょう。

<目次>

序章

1 楽になるための道しるべ

2 楽な思考の源

第1章 縁起

1 楽になることが努力の源

2 一切は縁って起きる存在

3 言葉がものの存在を作り出す

4 縁起せる『私』

5 虚構の『私』に囚われる

6 我を立てることから始まる苦悩

7 依って立つべきは縁起の道理

8 仏弟子たちの伝承と研究

第2章 ダルマ

1 「天性の閃き」なるものの正体

2 仏教哲学という「密林」の成り立ち

3 ダルマを見極めよ

4 色々な意味を持つダルマ

5 ダルマの研究―アビダルマ―

6 全ての現象を構成する12の要素

7 十二処で作られる流動的な世界

8 ダルマと縁起

9 刹那に滅するダルマ

10 表層の自己と深層の自己

11 固定化を打破する学問の力

【コラム】「初めに○○ありき」という『始体』を認めない仏教

第3章 空

1 縁起と空

2 関わりが生み出す虚ろな存在

3 空なる『私』

4 滞りのない生き方

5 戯論―言葉に惑う―

6 空は決してニヒリズムではない

7 空を知ることで言葉が生まれ変わる

【コラム】空を論証したナーガールジュナの偉業

第4章 無常と業

1 最も身近な仏教用語

2 縁起と無常

3 未来へ引き継がれるもの

4 実践マインドの土台

【コラム】決定論は打破できるのか

第5章 五蘊

1 「人間とは何か」なんて考えて、何か役に立つのか

2 人間の本質は精神か肉体か、それとも

3 認識という心の作用の構造

4 経験とはすなわち根・境・識の和合である

5 五蘊が明かす経験の構造

6 惑いは何処から始まるのか

7 人間観がもたらす強さ

【コラム】自己の深層『阿頼耶識』の構造

第6章 智恵の完成

1 日本一有名なお経と言えば

2 ここでも出てくる五蘊

3 五蘊でさえも空なのか

4 仏教史における大きな転換点―大乗仏教―

5 心の障りから解放される道

6 悟ろうと悟るまいと、常に身近にある道理

【コラム】大乗仏教の目指す『無住処涅槃』とは

第7章 自己に依れ、法に依れ

1 ブッダの遺言「他人に依るな」

2 法―あるがままの道理―

3 縁起の法

4 業は未来へ引き継がれてゆく

5 賢善一夜の偈

6 「自己に依れ」の真意

おわりに

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